「とりあえずカラーボックスをテレビ台にして使っているけど、最近ハイハイやよちよち歩きを始めた子どもが心配で…」
そんなママ・パパも多いのではないでしょうか。
カラーボックスは軽くて安くて便利。でも、子どもの動きが活発になるほど“思わぬリスク”が潜んでいることに気づくタイミングでもあります。
この記事では、カラーボックスの「テレビ台としてのメリット」ではなく、子どもの安全面から見たリスクと対策に絞ってお伝えします。
- カラーボックスの角に頭をぶつける
- カラーボックスがずれる、倒れる
- 配線やコードに足を引っかける
- 引き出しや収納アイテムの誤飲・いたずら
- カビ・湿気・掃除しにくさによる衛生面の不安
リスク1:カラーボックスの角に頭をぶつける
とくに注意したいのが、角への衝突事故です。
子どもが転んだとき、カラーボックスの角に頭をぶつけてしまうと、大きなたんこぶや出血の原因にもなります。
▼ 対策アイデア
- 100均や西松屋などで買える「コーナーガード」を角に貼る
- 角だけでなく側面の縁部分(角が取れていない部分)にも貼っておくとさらに安心
コーナーガードは剥がれてしまうこともあるので、定期的に貼り直しも忘れずに。
リスク2:カラーボックスがずれる、倒れる
カラーボックスは軽いため、子どもが寄りかかった拍子にズレたり、倒れたりする可能性もゼロではありません。
とくに中が空の状態だったり、床が滑りやすかったりするとより不安定になります。
▼ 対策アイデア
- カラーボックスの底面に滑り止めシートや耐震マットを貼る
- 可能であれば壁にL字金具で固定する
- カラーボックスの中に本やおもちゃを収納して“重心”を下げる
とくにテレビが載っている場合、倒れた際の衝撃が大きくなるため、固定は必須です。
リスク3:配線やコードに足を引っかける
子どもがよちよち歩きを始めると、コード類にも興味を持ち始めます。引っ張ってしまう、絡まる、足をひっかけるといった事故が起こりやすいのがテレビまわり。
▼ 対策アイデア
- 配線ボックスで一括管理し、子どもの手が届かない高さに設置
- 余ったコードは結束バンドやクリップで束ねて短くする
コードがぐちゃぐちゃだとホコリもたまりやすくなり、余分な掃除が増えてしまいます。
リスク4:引き出しや収納アイテムの誤飲・いたずら
カラーボックスに収納ボックスやカゴを入れているご家庭も多いと思いますが、中身が子どもの口に入りそうなサイズだったり、ティッシュや薬などの誤飲対象だったりすると危険です。
▼ 対策アイデア
- 下段は「ぬいぐるみ」「布系おもちゃ」などの安全なものだけに限定
- 薬や細かいパーツは上段か、チャイルドロック付きボックスに収納
- 引き出しタイプのボックスにはストッパーをつけて、簡単に開かないようにする
「自分で片付ける習慣を身につけてほしい」という意識も大事ですが、安全性が最優先です。
リスク5:カビ・湿気・掃除しにくさによる衛生面の不安
意外と見落としがちなのが、カラーボックスの下や裏側の掃除のしにくさです。
特に壁際にピッタリ置いていると、ホコリがたまり、湿気・カビ・虫の温床になることも…。
▼ 対策アイデア
- キャスターをつけて簡単に移動できるようにする
- 壁との間に数センチのすき間をあけて通気性を確保
- 掃除機やハンディワイパーが入る程度の空間を意識する
赤ちゃんが床で遊ぶことも多い時期。掃除しやすい家具配置は、結果的に子どもの健康を守ることにもつながります。
まとめ|カラーボックスは“ちょっとした工夫”で安心家具になる
カラーボックスは便利ですが、小さな子どもがいる家庭では安全対策なしでは使いづらい場面も多いです。
ですが、今回紹介したような
- 角にガードをつける
- 滑り止めや固定をする
- 配線を隠す
- 下段の収納物に気をつける
- 衛生面に配慮する
といったちょっとした工夫で、今あるカラーボックスも安全で快適な子育て空間に早変わりします。
今すでに使っている方こそ、ぜひこの機会に「カラーボックスの安全チェック」をしてみてくださいね。
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